2025年春、資金繰りに追われていた僕は、焦って刈り取ろうとしていた。成果がほしい、売上がほしい、手っ取り早くなんとかしたい。そう思ってあれこれ手を出して、結局残ったのは“疲れ”と“経費”だけだった。
でもある日ふと、気づいた。
焦って刈るより、育てて満ちるほうが、長く、太く、面白い。
商売も、表現も、暮らしも。 “表層的な差別化”ではなく、“にじみ出る世界観”があるかどうか。 目先の刈り取りではなく、芯からの発信に共鳴してもらえるかどうか。
キャラクターや肩書きではなく、「どう生きてきたか」「何を大切にしてきたか」。 その足跡こそが、自分にしか描けない物語になるんやと思う。
いま僕がやるべきことは、焦って何かを売ることじゃない。 育てていくこと。満ちていくこと。
焦って刈って、疲れて、それでもまた走って。
今は、ゆっくり育てるときやろ。
……それでええ。今はそれで、ええんや。
コメント