目次
遊びで始まった、はずだった
最初はほんの遊びやった。
三つの関係ないワードを並べて、何が生まれるか試す。
「祭り、金、イルカ」。
その瞬間に現れた画像の衝撃は、笑えるくらい強烈やった。
笑いの奥で動き出す記憶
笑いながらも、胸の奥がざわついた。
祭りの熱気、金の匂い、イルカの跳ねる自由――
これ、若い頃の俺そのままやんけ、と。
あの頃の俺は、言い訳と正当化の名人やった。
「若いし」「今しかないし」。
恋も金も、見栄も損得も、全部抱えて駆け抜けてた。
今だから見える景色
当時は恥ずかしさなんて感じなかったけど、
今なら笑って振り返れる。
「ようやったな、俺」と。
ドルフィンナイトはそんな過去を呼び起こす場所になった。
働く俺、旅する俺、遊ぶ俺。
その全部を抱えて今がある。
そう気づける今が、なんや一番楽しい。
ありがとう、イルカ
イルカよ、ありがとうな。
あの夜の俺を、もう一度見せてくれて。
次の夜も、また笑いながら進もう。
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